平和は、麻雀で最も出現頻度が高く点数計算が複雑になりやすい役です。
特に、ツモ上がりとロン上がりで点数計算が異なるため、初心者~中級車の方で計算を間違いやすいので注意が必要になります。
本ページでは、平和に関するあれこれを解説しています。
出現頻度も多いので、平和の基礎知識を覚えておくことはカモ脱出に繋がります。
平和(ピンフ)とは
一般的なテンパイ例だとこんな感じです。

門前(メンゼン)、かつ、全て順子で構成されていれば、平和が成立します。
平和(ピンフ)でよくある勘違い
ここでは、平和で間違いやすいポイントを事例を元に紹介していきます。
平和にならないテンパイ例

一見ペンチャン待ちは順子構成に見えるんですが、平和の前提は両面待ちです。
なので、この形はNGになります。

また、雀頭で待つ形も平和にはなりません。
こちらは単騎待ちとなるため、平和の前提から崩れてしまいます。

この形も「一萬」「二萬」の両面待ちには見えますが、順子の両面待ちでないため、平和にはなりません。
雀頭に使える字牌は曲ごとに変わる
雀頭は特に気を付けておく必要があります。
例えば、雀頭が「白」で平和だと思い込んで立直をかけずにロンをした場合、誤ロンとなりチョンボです。

この場合、他の役もつかないため雀頭を整理しないと平和になりません。
また、東南西北の字牌も要注意。
自風は局ごとに変わるため、自分の風牌を常に覚えておく必要があります。
| 場風 | 自風 | 雀頭に使える牌 |
| 東 | 東 | 南、西、北 |
| 東 | 南 | 西、北 |
| 東 | 西 | 南、北 |
| 東 | 北 | 南、西 |
| 南 | 東 | 西、北 |
| 南 | 南 | 東、西、北 |
| 南 | 西 | 東、北 |
| 南 | 北 | 東、西 |
三元牌はともかく、自風・場風以外の役牌なら雀頭に使えるという点を覚えておくと、ダマで平和待ちできたり、点数自体も上がるので覚えておきましょう。
個人的な印象ですが、雀頭が役牌でダマ平和上がる人は少なくとも初心者には見えづらいのでカモの空気を若干薄めることができます。
ツモとロンで点数計算が変わる
手牌の役の中に平和が含まれている場合、ツモとロン上がりで点数が変わります。
前提として、手牌の中に平和が含まれていてツモった場合、タンヤオや一盃口がついていたとしても20符計算になります。
とにかく、平和の役がある状態でツモれば20符、ロンなら30符と覚えておきましょう。
20符計算の点数表
| 翻数 | 親 | 子 |
| 1翻 | - | - |
| 2翻 | 2100(700オール) | 1300(700・400) |
| 3翻 | 3900(1300オール) | 2600(1300・700) |
| 4翻 | 7700(2600オール) | 5200(2600・1300) |
| 5翻 | 12000(4000オール) | 8000(4000・2000) |
| 6~7翻 | 18000(6000オール) | 12000(6000・3000) |
| 8~10翻 | 24000(8000オール) | 16000(8000・4000) |
| 11~12翻 | 32000(10700オール) | 24000(12000・6000) |
| 13翻 | 48000(16000オール) | 32000(16000・8000) |
20符は「平和+ツモ」のため、2翻~の計算になります。
とにかく、手牌に平和が含まれていれば20符計算となる点だけは覚えておきましょう。
仮に、「平和+ツモ+ドラドラで満貫!」とか言ってくる人がいれば、「いやいやwww5200ですよ」と優しく教えてあげるのが吉。
30符計算の点数表
| 翻数 | 親 | 子 |
| 1翻 | 1500(500オール) | 1000(500・300) |
| 2翻 | 2900(1000オール) | 2000(1000・500) |
| 3翻 | 5800(2000オール) | 3900(2000・1000) |
| 4翻 | 12000(4000オール) | 8000(4000・2000) |
| 5翻 | 12000(4000オール) | 8000(4000・2000) |
| 6~7翻 | 18000(6000オール) | 12000(6000・3000) |
| 8~10翻 | 24000(8000オール) | 16000(8000・4000) |
| 11~12翻 | 32000(10700オール) | 24000(12000・6000) |
| 13翻 | 48000(16000オール) | 32000(16000・8000) |
30符はロン上がりで適用されます。
「平和」のみでロンするケースもあるため、1翻からの点数計算スタートとなり20符計算とは点数も異なります。
先ほどの「平和+ドラドラ」であれば3翻が適用され、20符計算の「平和+ツモ+ドラドラ」よりも点数は落ちます。
平和(ピンフ)と複合する役一覧
ここでは、平和と複合する役を解説していきます。
| 立直(リーチ)[1翻] | 門前(メンゼン)のため成立 |
| 一発(イッパツ)[1翻] | 立直後の1巡内でツモorロンで成立 |
| 門前清自模和(ツモ)[1翻] | 複合すると20符計算になるので注意 |
| 断幺九(タンヤオ)[1翻] | 2~8の数牌で構成されていれば成立 |
| 一盃口(イーペーコー)[1翻] | 同じ順子2組あれば成立 |
| 海底(ハイテイ)[1翻] | 最後にツモった牌でツモ上がりすれば成立 |
| 河底(ホウテイ)[1翻] | 最後の捨て牌でのロン上がりすれば成立 |
| 槍槓(チャンカン)[1翻] | 相手の加槓をロン上がりすれば成立 |
| ダブル立直(ダブルリーチ)[2翻] | 門前(メンゼン)のため成立 |
| 三色同順(サンショクドウジュン)[2翻] | 3種の数牌で同じ数字の順子を作れば成立 |
| 一気通貫(イッキツウカン)[2翻] | 1〜9まで同種の順子で揃えれば成立 |
| 混全帯幺九(チャンタ)[2翻] | 1・9字牌を含む順子と雀頭で成立 |
| 二盃口(リャンペーコー)[3翻] | 一盃口を2組作ることで成立 |
| 純全帯公九(ジュンチャン)[3翻] | 1・9のみを含む順子と雀頭で成立 |
| 混一色(ホンイツ)[3翻] | 1種類の数牌と字牌で構成されれば成立 |
| 清一色(チンイツ)[6翻] | 1種類の数牌のみで構成されれば成立 |
| 地和(チーホー)[役満] | 子の第1ツモで成立 |
| 天和(テンホー)[役満] | 親の第1ツモで成立 |
平和(ピンフ)と複合しない役一覧
| 役牌(ヤクハイ)[1翻] | 刻子または役がつく雀頭が必要なため不成立 |
| 嶺上開花(リンシャンカイホウ)[1翻] | 平和の手牌でカンはできないため不成立 |
| 七対子(チートイツ)[2翻] | 2枚×7組の特殊な構造のため不成立 |
| 三暗刻(サンアンコー)[2翻] | 3つの刻子が必要なため不成立 |
| 対々和(トイトイ)[2翻] | 4つの刻子が必要なため不成立 |
| 三色同刻(サンショクドウコー)[2翻] | 3種の同じ数字の刻子が必要なため不成立 |
| 三槓子(サンカンツ)[2翻] | 3つの槓子が必要なため不成立 |
| 小三元(ショウサンゲン)[2翻] | 三元牌の刻子と雀頭が必要なため不成立 |
| 混老頭(ホンロウトウ)[2翻] | 順子が作れない構成のため不成立 |
| 四暗刻(スーアンコー)[役満] | 4つの暗刻が必要なため不成立 |
| 大三元(ダイサンゲン)[役満] | 三元牌を3つの刻子にするため不成立 |
| 国士無双(コクシムソウ)[役満] | 面子構造を持たない特殊形のため不成立 |
| 緑一色(リューイーソー)[役満] | 刻子が含まれることが前提のため不成立 |
| 字一色(ツーイーソー)[役満] | 字牌の刻子のみで構成されるため不成立 |
| 清老頭(チンロウトウ)[役満] | 1・9の刻子のみで構成されるため不成立 |
| 四槓子(スーカンツ)[役満] | 4つの槓子が必要なため不成立 |
| 小四喜(ショウスーシー)[役満] | 風牌の刻子と雀頭が必要なため不成立 |
| 大四喜(ダイスーシー)[役満] | 4つの風牌を刻子にするため不成立 |
| 九蓮宝燈(チューレンポートー)[役満] | 刻子を含む特定の形が必要なため不成立 |
平和(ピンフ)の上がり例(1~4翻中心)
平和で気を付けないといけないのは、1~4翻での上がりです。
ツモ上がりとロン上がりで点数計算が異なるため、パターンに応じて使い分ける必要があります。
平和のみ(ロン上がり)
テンパイ例

点数表
| 親 | 子 |
| 1500点 | 1000点 |
平和をツモると、門前清自模和がついて2翻になるため、1翻はロン上がり限定です。
2翻になる手牌例
2翻になるパターンは4種類。
平和+立直(ロン上がり)
テンパイ例

1翻のテンパイ例と同様ですが、この状態で立直をかけてロン上がりすれば2翻になります。
点数表
| 親 | 子 |
| 2900点 | 2000点 |
門前ロンによる30符2翻の点数です。一発や裏ドラが乗ると3翻以上になります。
平和+門前清自模和(ツモ上がり)
テンパイ例

この手牌の状態で、立直をかけずにツモ上がりすれば2翻になります。
点数表
| 親 | 子 |
| 700オール | 400・700 |
平和をツモった時のみ適用される「20符固定」の特殊な点数計算です。ツモ符(2点)が加算されないため、通常の2翻ツモ(500・800など)より安くなります。
翻数は上がったのに点数が低くて損した気になるので、点数が少ない場合は立直推奨です。
平和+断幺九(ロン上がり)
テンパイ例

点数表
| 親 | 子 |
| 2900点 | 2000点 |
王道の「タンピン」構成です。ダマで構えていても30符2翻の点数が発生します。
平和+ドラ1(ロン上がり)
テンパイ例

点数表
| 親 | 子 |
| 2900点 | 2000点 |
ドラが1個乗ることで2翻になります。仮に、雀頭がドラであれば3翻に伸びます。
3翻になる手牌例
3翻になるパターンは7種類。
平和+立直+断幺九(ロン上がり)
テンパイ例
.png)
順子に2~8の数牌で構成できれば、断幺九(タンヤオ)がつくので点数アップに繋がります。
点数表
| 親 | 子 |
| 5800点 | 3900点 |
王道の「メンタンピン」です。30符3翻の基本点数となります。
平和+三色同順(ロン上がり)
テンパイ例
.png)
「ピンフサンショク」と呼ばれる形です。
点数表
| 親 | 子 |
| 5800点 | 3900点 |
平和+一気通貫(ロン上がり)
テンパイ例
.png)
「ピンフイッツー」と呼ばれる形です。
点数表
| 親 | 子 |
| 5800点 | 3900点 |
平和+一盃口+門前清自模和(ツモ上がり)
テンパイ例
.png)
「ピンヅモイーペーコー」と呼ばれる形です。
点数表
| 親 | 子 |
| 2600オール | 1300・2600 |
平和が絡むツモ上がりのため、20符3翻として計算されます。
平和+門前清自模和+ドラ1(ツモ上がり)
テンパイ例
.png)
点数表
| 親 | 子 |
| 2600オール | 1300・2600 |
役としての複合は「平和+ツモ」のみですが、ドラを含めて3翻となるケースです。点数は20符3翻となります。
平和+混全帯幺九(ロン上がり)
テンパイ例
-1.png)
「ピンフチャンタドラ1」と呼ばれる形です。
点数表
| 親 | 子 |
| 5800点 | 3900点 |
「九索」でロンすれば混全帯幺九がつくため、3翻となります。
ただし、「六索」でロンすれば混全帯幺九がつかず、1翻となる点は注意。
ドラが絡んで3翻になるケース
ドラが1枚または2枚加わることで、役単体では安い手も一気に3翻(5800点〜3900点級)になります。
- 平和+立直+ドラ1(ロン上がり)
- 平和+断幺九+ドラ1(ロン上がり)
- 平和+ドラ2(ロン上がり)
- 平和+門前清自模和+ドラ1(ツモ上がり:20符3翻)
点数表
| 点数タイプ | 親 | 子 |
| ロン(30符3翻) | 5800点 | 3900点 |
| ツモ(20符3翻) | 2600オール | 1300・2600 |
4翻になる手牌例
4翻になるパターンは8種類。
4翻からは点数も高くなるので、積極的に狙いたいところです。
平和+立直+断幺九+一盃口(ロン上がり)
テンパイ例
.png)
「メンタンピンイーペーコー」と呼ばれる形です。
点数表
| 親 | 子 |
| 11600点 | 7700点 |
30符4翻の点数です。子なら満貫(8000点)まであと一歩の強力な手です。
平和+立直+断幺九+門前清自模和(ツモ上がり)
テンパイ例
.png)
「メンタンピンツモ」と呼ばれる形です。
点数表
| 親 | 子 |
| 3900オール | 2000・3900 |
平和ツモのため「20符4翻」となります。こちらも満貫(4000オール / 2000・4000)にわずかに届きませんが、非常に大きな加点になります。
平和+二盃口(ロン上がり)
テンパイ例
-1.png)
「七筒」をロンすることで二盃口が成立します。
点数表
| 親 | 子 |
| 11600点 | 7700点 |
この手牌で「四筒」でロンすると「平和+一盃口」となり点数が大幅に下がる点は注意です。
平和+立直+三色同順(ロン上がり)
テンパイ例
.png)
点数表
| 親 | 子 |
| 11600点 | 7700点 |
平和+純全帯幺九(ロン上がり)
テンパイ例
.png)
「九索」をロンすれば、純全帯幺九が成立します。
点数表
| 親 | 子 |
| 11600点 | 7700点 |
注意点として、「六索」をロンすると純全帯幺九がつかず「平和」のみ1翻になってしまうのが悲しいポイント。
平和+立直+一気通貫(ロン上がり)
テンパイ例
.png)
点数表
| 親 | 子 |
| 11600点 | 7700点 |
平和+混一色(ロン上がり)
テンパイ例
-1.png)
まず見かけませんし、難易度自体も高いです。
雀頭を役牌以外の字牌とし、残りを一色手の順子で構成することで「平和+混一色」の手牌を作ることができます。
この手牌で「五萬」をロンすると一盃口がつくため、5翻に伸びます。
正直、この手牌なら清一色を狙って点数を伸ばした方が個人的には良いと思うので、わざわざ狙いに行く手では無いと思ってます。
点数表
| 親 | 子 |
| 11600点 | 7700点 |
ドラが絡んで4翻になるケース
役の組み合わせにドラが加算されることで、容易に4翻(30符4翻、または20符4翻)へ到達します。代表的なパターンは以下の通りです。
- 平和+立直+ドラ2(ロン:30符4翻)
- 平和+断幺九+ドラ2(ロン:30符4翻)
- 平和+一盃口+ドラ2(ロン:30符4翻)
- 平和+門前清自模和+ドラ2(ツモ:20符4翻)
- 平和+立直+断幺九+ドラ1(ロン:30符4翻)
点数表
| 点数タイプ | 親 | 子 |
| ロン(30符4翻) | 11600点 | 7700点 |
| ツモ(20符4翻) | 3900オール | 2000・3900 |


コメント